パイオキュアー活用方法

う蝕予防での活用法

プロフェッショナル フッ素ケア

イオン導入法では洗口法やフッ素歯磨き剤より効果的にフッ素を取り込むことができます。歯科医院専用のう蝕予防法ですので、患者さんが歯科医院へ定期的に行く意義を感じ、継続的な定期健診へと繋がります。専用機器を用いるイオン導入法だからこそできる方法です。

フッ素は歯質に取り込まれると、耐酸性のあるフッ化リン酸カルシウム(フルオロアパタイト)を形成します。パイオキュアーを使用してフッ素をイオン化させることにより、通常歯牙には取り込まれにくいフッ素を、効果的に導入することができます。

う蝕予防での活用法

使用方法

イオントレーの綿にフッ化ナトリウム液「ネオ」を浸します。

イオントレーの綿にフッ化ナトリウム液「ネオ」を浸します。

イオントレーを歯列に圧接させるようにして、噛み合わせます。

イオントレーを歯列に圧接させるようにして、噛み合わせます。

電極を患者さんの手にしっかりと握らせ、スイッチを押してイオン導入を行います。

電極を患者さんの手にしっかりと握らせ、スイッチを押してイオン導入を行います。

イオン導入法を浸漬法によるフッ素の取込量の違い

イオン導入法を浸漬法によるフッ素の取込量の違い

イオン導入法と浸漬法によりフッ素処置した牛歯エナメル質を0.1M乳酸溶液(pH5.0)で、15分間脱灰し溶出したフッ素をフッ素イオンメーター(TiN-5101i)で計測した。

イオン導入法と浸漬法による脱灰の深さの違い

イオン導入法と浸漬法による脱灰の深さの違い

イオン導入法と浸漬法によりフッ素処置した牛歯エナメル質を0.1M乳酸溶液(pH5.0)で、15分間脱灰させ深さを計測した。

根管治療での活用法

フッ素の細菌繁殖抑制作用で、さまざまな根管治療に応用!

フッ素には細菌繁殖抑制効果があります。イオン化されたフッ素が根管の細部まで行き渡ることにより、通常の薬液では届きにくい箇所の消毒を行います。また炎症をおこした組織に対する、収斂(消炎)作用があります。

オプション品の「根管治療用アタッチメントセット」を使用すれば患者さんに機器を握ってもらう必要がなくなり、より便利に根管治療が行えます。

「根管治療用アタッチメントセット」の詳細はこちら»

治療例

感染根管治療、 抜髄後の処置、 難治性根管治療、閉鎖根管治療、 難治性根尖病巣など

根管治療での治療例1

根管治療での治療例2

使用方法

抜髄処置や根管清掃を行った後、フッ化ナトリウム液「ネオ」を浸した綿栓を根管に挿入します。

抜髄処置や根管清掃を行った後、フッ化ナトリウム液「ネオ」を浸した綿栓を根管に挿入します。

根管治療用アタッチメントの針を綿栓に挿入しクランプを唇に挟み固定します。

根管治療用アタッチメントの針を綿栓に挿入しクランプを唇に挟み固定します。

電極を患者さんの手にしっかりと握らせ、タイマーと電流値を設定してイオン導入を行います。

電極を患者さんの手にしっかりと握らせ、タイマーと電流値を設定してイオン導入を行います。

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